「チューリップの花言葉は 愛ちゃんの”愛”」 ~城端曳山祭オフ第2部・城端線乗車レポ [はるばる来たねロケ地巡り(true tears)]
明けて5月5日子どもの日。
城端は大きな子どもたち(笑)が心躍らす、城端曳山祭本祭で華やかに彩られます。
比呂美派vs乃絵派の血で血を洗う抗争(しつこい)から一夜明け、
見事に寝落ちした私は、集合時間ぎりぎりに何とか間に合いました。
幹事なのに何やってんだか・・・。
集合時間は朝10時。予定より1時間遅らせましたが、
都合よく10:18発の城端行きがあったのでよかったです。
この日の乗車車両はキハ47-1092。
車内はけっこう混んでいたので、運転席後ろの運賃箱付近に陣取りました。
第2部の参加者は私を入れて7人。
城端はなにぶんクルマがないと不便なところ。
今回もロングドライブの末、たどり着かれた方がほとんど、
この参加者数はむしろ多いぐらいだと言ってもいいと思います。
出発前日に何とか完成させた、乗車記念ポストカードをお配りし、
何とか幹事の面目は保てました。
さあ、あとは列車に揺られ城端駅に向かうだけです(笑)
キハ47はデッキがないため、特に運転席付近の騒音がひどいです。
この日もエンジン音で会話がかき消され、オフ会の体をなしていません(笑)。
まあ、混んだ車内で萌えグッズを披露しあうわけにもいきませんので、
窓から見える沿線風景を楽しむことにします。
城端の一駅手前の、越中山田駅。
周りは田んぼと民家が広がるだけの無人駅。
でもこの無骨な防風柵がいい! これがないと、冬は田んぼからの風で
列車が吹き飛ばされかねませんし。
「防風柵萌え~」と私がシャッターを切っていると、参加者のみなさんからは失笑の声が(笑)。
津軽地方や北海道ではよく見られる光景です(某アニメより)
福野を過ぎたあたりから、車窓は美しい田んぼと山並みの連続です。
クルマを運転しながらでは、ゆっくり景色を眺めるわけにもいかないので、
これが列車の旅のいいところですね。
山にはまだかすかに雪が残っていました。
この辺で列車はカウンタックに追い抜かれました。「オ~」という歓声が車内から上がった
風もなくおだやかな沿線。
私もtrue tearsを知る前、この時期に城端線沿線で撮り鉄したことがあります。
そのときのおだやかな光景と、地元のみなさんの礼儀正しさは、
今でも印象に残っています。
今からちょうど9年前、まだポジフィルムで撮影してました
11時過ぎに城端駅到着。
駅ではすでに第3部参加のみなさんが到着され、歓迎してくださいました。
うれしかったですが、恥ずかしくもありました(笑)
お客さんのほとんどは、砺波で開催中の「チューリップフェア」へ
向かうと思っていましたが、意外にも城端まで乗り通す方が多かったです。
いつもこれだけ乗っていれば城端線も安泰なのですが・・・。
城端線は今、存廃の岐路に立たされています。
北陸本線・直江津~金沢間が、4年後の北陸新幹線・金沢開業と同時に、
JR西日本から営分離(地元第3セクターが引き継ぎ)されることが決まっており、
高岡が起点の城端線は他のJR線と分離され、宙に浮いた形になってしまいます。
今のところ、新幹線開業後もJRが経営を続けるらしいのですが、
年々乗客が減っていることを理由に、新幹線開業を機に廃止、という選択肢も
議論に上がりはじめているそうです。
しかし乗客が減り続けているのは、JRが「合理化」と称して運行本数をどんどん減らして、
沿線の人々が利用しにくくしているのも、原因の一つです。
富山県には、地元の皆さんががんばって運動してLRTになり、JR時代よりも
はるかに利便性を向上させた富山港線、地元私鉄から経営を引き継ぎ、
同じく市民の手で支えられている万葉線の例もあります。
やる気のないJRに運行を任せていても、
この先城端線が良くなる可能性はゼロに近い。
地元の皆さんの決断を注目しています。
私も引き続き情報を収集し、お役に立てればと思っています。
何だか話がそれてしまいましたが、
次は、
第3部「城端+祭+和服+比呂美=至福」~城端曳山祭オフ
のレポをお届けします。タイトルに幹事の趣味が満載ですが、気にしない気にしない(笑)
コメント 0