「城端+祭+和服+比呂美=至福」 ~城端曳山祭オフ第3部・城端曳山祭オフレポ [はるばる来たねロケ地巡り(true tears)]
サクサク更新してしまいましょう。季節が変わってしまう前に(笑)
5月なのに、水銀柱(本当の意味で)はうなぎ登り。この時点で25度
第3部に参加いただいたのは18人。
次の日から仕事&NHK-FMの「アニソン三昧」と被る(笑)という悪条件の中、
本当によく集まっていただきました。
いい天気で祭を迎えられて、主催者としてホッとしました。
この日もとくに行程は決めていなかったので、
とりあえず曳山会館方面へ向けて歩き出しました。ゾロゾロと。
なぜかロードレーサースタイルの参加者が(笑)
この日は初夏を思わせる陽気。
歩き始めて10分も経たないうちに、ガマンできずにソフトクリームをぱくぱく。
はちみつソフト、美味でした
ここで早くも一行は解散状態(笑)
一応「狭い路地をすすむ曳山は迫力満点ですよ」と案内しましたが、
みなさん思い思いのルートを進んでおられました。
よってここからは主催者視点でお送りします。いつものことですが・・・。
ちょうど東上町さん(四番山)の曳山が、東下町付近の路地を
進んでいる場面に遭遇。曳き手のおじいさん(けっこう年配の方が多かった)たちの
弾けるような笑顔が印象的でした。
子どもたちが曳山の上にのぼっているのもこの祭の特徴
曳山とその前を行く庵屋台は、「庵唄所望」と書かれた紙が貼られた家の前で、
一軒一軒立ち止まり、窓を開け放ち待つ人たちの前で、「庵唄」を披露します。
ご祝儀を出すと貼らせてもらえるそうです(その場で追加している様子も目撃)
ちなみに庵屋台はこんな感じ。
こちらは大工町さん(五番山)の庵屋台。江戸時代から連綿と受け継がれ、
私の住む京都のお茶屋や、江戸吉原の料亭を模した、驚くほど精巧なつくりの屋台です。
こちらは東下町さん(一番山)披露の様子。町のあちこちでこんな光景が見られました。
晴れ着を着た子どもさんと、優美な庵屋台が、曳山祭を彩ります。
町中には、今年の庵唄を記した灯籠が飾られていました。
各町内が、数十曲の持ち唄から、毎年セレクトして唄うそうです。
今年の西上町さん(六番山)の庵唄は、なんと「宇治茶」。
こちらの町内のみなさん(恵友会)は、4月に麦端踊りを披露してくださった、
ttファンともゆかりの深い方々。そちらの庵唄が、私の住むまちを唄ったものとは。
何か運命を感じずにはいられませんでした。
ちなみに歌詞はこんな感じ。
♪宇治は茶どころ さまざまに 中に噂の 大吉山と
人の気に合う 水に合う 色も香もある 濡れた同志
粋な浮世に やぼらしい ンこちゃンこちゃこちゃ
濃茶の 仲じゃもの
う~ん、なかなかエロスを感じる歌詞ですな(笑)
東上町さんの曳山は、民家の軒をかすめるように進んでいきます。
地元の方やカメラマンたちが、みんな上を見上げながら、曳山の後を追います。
そして善徳寺前交差点へつづく道へさしかかると、
曳山は方向転換しなければいけません。
曳き手のみなさんが渾身の力を込め、「ヨイショ」!のかけ声とともに
曳山を回します。すごい迫力!
ものの数十秒で曳山は90度方向転換
一仕事終え、曳山の上の先導役のみなさんもリラックス
東下町さんの曳山を追っている最中に、うれしい出会いがありました。
私と同じく、関西でtrue tearsを熱心にサポートしておられる、
「心のカケラ」の管理人、Shikaさんが声をかけてきてくださいました。
赤い悪魔のユニは目立つので便利ですね(笑)
なんと津軽半島への長旅を終え、その帰路に城端に立ち寄られたとか。
しかもすべてマイカーでの旅、恐れ入りました(汗)。
「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」の舞台探訪、
私のページも参考にしていただいたそうで、恐縮です。
短時間でしたが、true tearsへの熱い思いを交流できました。
そのうち「関西true tearsネット」でも立ち上げましょう!
その他にも、町内ではいろんな催しが。
こちらはtt劇中にも登場した、料理屋「旬の味 まねき」さんに
獅子舞が奉納されている様子です。
きちんとお辞儀をしてから・・・
元気よく舞を奉納、見守る大人のみなさんのはしゃぎようが印象的です(笑)
ここでもう一つうれしい出会いが。
shikaさんと同じく、すれ違い続きでなかなかお目にかかれなかった、
「こっそり支援」のinoさんとついにご対面を果たしたのです。
tt舞台探訪者の草分けとして、大きな功績を残されたinoさん。
私も城端に通い始めた頃は、inoさんのページの存在が心強かった。
私など足下にも及ばない、白玉装備のプロ用一眼レフがよく似合っておられました。
ちょうどじょうはな織館の前にオフ会参加者が集まりだしたので、
中にある喫茶店で休憩することにしました。
曳山も善徳寺前交差点で休憩中
織館には、歴代の曳山祭ポスターが展示してありました。
印刷の仕事をしているので、こういうのには目がありません。
フォントの使い方や写真のレイアウトなど、十数年の変化を実感。
昔はJRが費用を負担して刷っていたこともあるんですね。
祭に見向きもせず、臨時列車も運行しない現在とは隔日の感がありましたね。
喫茶コーナーでアイスコーヒーをチュルチュル飲んでいると、
inoさんが「井波に行きませんか」とご提案されたので、私も乗っかることに。
「城端SAの幼女ヤギと遊んできます」と言い残し、
なぜか山奥のダムへ旅だっていかれた自転車二人組さんなど、
各自目的地を定め、ここで三々五々解散となりました。
井波へはinoさんのクルマに同乗させていただき、
「人は島嶼にあらず」のMinkyさんのクルマとタンデムで、田植え真っ最中の
となみ路を駆けます。窓を開けると風が気持ちいい!
彫刻の町、井波では瑞泉寺の山門を見学しました。
こんな山の中に、京都の宮大工の流れを受け継ぐ、絢爛豪華な
彫刻の数々があるとは。昨年も訪れましたが、本当に見事な山門です。
まあ、ttファンの面々が、これを観るためだけに井波に来るはずがありませんが(笑)
井波と言えば、やっぱりこの方しかいないでしょう。
「長屋の花見~ほうじ酒」のsyakiさん。
れっきとしたプロの木彫刻士でありながら、
「いいんちょ。」一橋ちはや inビート板
こんな作品や、
「初音ミクん家の表札」
こんな作品を世に送り出してくださる、オタクには希望の星のような方です。
すごい。まさにプロの犯行だ(爆)。
昨年9月につづき二度目の訪問でしたが、inoさんなどはすでに同志のような関係。
あたたかく歓待してくださいました。
仕事場の机の上には、無造作にアイマス「まな板が如月千早」が・・・
昨年うかがったときも、忙しい中30分ほどお話ししてくださいました。
ブログでは少々毒の効いた表現を使われますが、実際お話ししてみると
サブカルに大変造詣の深い、深い懐を持った職人さんです。
ttが放映されていた当時も、こんな素敵な作品を発表されるなど、
ぜひ今後とも城端とttの接点になっていただきたい方。別れ際に
少し今後のことなどもご相談させていただきました(こうご期待!?)
お土産に買った手彫りのストラップ。井波にお越しの際はぜひお立ち寄りを
そのあとはinoさんが「鉄の方がおられるならぜひ」とおすすめしてくださった、
旧井波駅舎へ。1972年に廃止された、加越能鉄道加越線のターミナルでした。
北陸本線・石動(乃絵)駅から、城端線の福野を経由し、庄川町までを結んでいた路線です。
現在はバス停&観光案内所として活用され、登録有形文化財にもなっている、
彫刻の町の玄関らしい建物です。ちょうど案内の方がおられたので、駅舎内を
見せていただきました。
たしかに立派な建物ではあるんですが、
やはり列車が停まって、駅としての機能を果たしてこそ、意味があると思います。
資料館として第二の人生をおくる姿はどこか寂しげ。
ホームもそのまま残っています。線路跡はサイクリングロードに
5年後、10年後には城端駅も同じ姿になってしまうかもしれない・・・
そう思うと、城端のみなさんには、鉄路を失ったこの井波を反面教師に、
城端線の存続に向け動き出していただきたいと思います。
井波をあとにし、城端に戻ってくるとすっかり日が暮れていました。
祭はまだまだ深夜まで続きますが、私は帰りの電車の時間もあり、
ここで城端をあとにすることにしました。
美しい山並みとピーエーワークスさんの入るビル
名残惜しく、ふと気づいた光景にカメラを向けました。
懐かしくもあり、あたたかくも感じる城端の風景たち。
城端駅までの道が、もう少し長く続いてくれればいいのに・・・
もうすっかり通い慣れた道ですが、この日はいろんな出会いもあり、
そんな思いがいっそう募ったのでした。
城端駅ではバタバタしていて書き込めていなかった、
ttファンのコミュニケーションノートにようやく記帳。
私の直前に、ttを愛してやまない同人作家・流ひょうごさんが
比呂美の似顔絵入りで記帳されていました。
タッチの差でお会いできず残念。
なんかすっかりtt関係者の祭典と化してますね(笑)、城端曳山祭。
風もなくおだやかな田んぼを照らす夕陽。
キハ47の心地よい揺れに身をまかせ、私は家路についたのでした。
曳山祭では,短い時間しか滞在できませんでしたが,あたたかく受け入れていただきありがとうございました。
また,場末のファンサイト(?)をこんなに大きく紹介いただきありがとうございます(^^)
9月は残念ながら参加できませんが,11月はがんばってみようかなと思います。
さて,どう言い訳して休みを取るか思案中・・・。
by Shika (2010-06-25 01:36)
Shikaさま>
場末なんて!とんでもないです。
放映終了から2年あまり経ち、継続的にttを追っている方は
徐々に減っているように思います。お互いtt&城端を盛り上げていきましょう!
11月のイベント、権利関係はクリアできるめどがたちました。
これからイベント全体の設計、会場確保などに移ります。
どういうかたちになるかは分かりませんが、キーワードは
「ファンと地元の方が共同してつくりあげるイベント」です。
なかなか公式のように、中の人を呼んで、グッズを売って・・・みたいな
派手なことはできませんが、よいイベントにしていきたいと思います。
ぜひご参加(&できれば宣伝も・・・)よろしくお願いいたします。
by tank (2010-06-25 22:15)