仙石線と常磐線の画像アップします [歩いて撮ろう]
3月11日に起きた、東日本大震災の被災者のみなさんへ、
心よりのお見舞いを申し上げます。またご家族やご親戚、ご友人などを亡くされたみなさんへ、
心よりお悔やみ申し上げます。まだ被害の全貌すら分からない中、多くのみなさんが
不安な日々を過ごされているかと思います。私には今のところ何も出来ませんが、
どうか心安らかな日常が戻ることをお祈りしております。
この週末は落ち着かず、あまり用事も手につかない状態。
画像ファイルをあさっていると、TVアニメ「かんなぎ」の舞台探訪で巡った、
仙石線沿線の画像が出てきました。ブログにもアップできず、そのままになっていました。
ここが今どんな状態になっているのか、何も情報がありません。
何か少しでも情報が集まれば、また何かお役に立てればと思い、掲載させていただきます。
もし気分を害された方がおられれば、お許しください。
仙石線と言えば205系。仙石線を利用されていた方、この編成は無事だっただろうか
「かんなぎ」で仁たちの地元の駅として登場した、陸前高砂駅。
テレビで多くの田畑やビニールハウスが飲み込まれるのを目の当たりにした。
今はとにかく無事でいていただきたい、それだけだが・・・
駅から少しいったところを流れる、七北田川。穏やかな流れが印象的だった。
仙台湾へ直接流れ込む川なので心配だ。
駅前の農産物直売所で買ったあんこ餅。地元の材料でつくられていて美味しかった。
生産者の方の住所見たら、流された地区の真ん中だった。どうか逃げ延びていて・・・
仙台駅コンコース。さすが東北一のターミナル駅。人があふれていた。
駅内も被害を受けたようだが、JRの底力で一刻も早く復旧してほしい。
あと、帰路に乗った常磐線の画像も出てきました。
ヘリからの空撮で、折れ曲がった車両や、跨線橋だけ残して流失した新地駅、
無残に転がった貨物列車などを目にし、言葉が出ませんでした。
原発事故など他にも深刻な事態も続いており、復旧への道のりは厳しいと言わざるを
得ませんが、地元の方の貴重な足として、何とか再び鉄路をつないでほしい。
行き違い停車でホームへ降りたときのもの。この駒ヶ嶺駅も被災地のまっただ中。
とにかく今は一人でも多くの人命を、一刻も早く救ってほしい。
自衛隊、消防、警察、自治体のみなさんの、不眠不休の努力に敬意を表するとともに、
私も「自分に何ができるのか」を考えて行動していきたいと思います。
2011年1月の読書月報 [読書月報]
書かないと忘れるので、今月から「読書月報」なるものをつけることにしました。
●ガガガ文庫「とある飛空士への恋歌 5」 犬村小六
ラノベでは最近あまり見ない、恋愛と戦争(それも空戦)をテーマにした作品。
作者の前作「とある飛空士への追憶」からずっと好きで読み続けていましたが、
この巻で堂々完結。ネタバレになるので多くは書きませんが、この巻ではそれまで
パイロットの卵たちの命をかけたやりとりと、その狭間のささやかな学生生活を
描いていましたが、一気に「大河ドラマ」として突き進むことに。期待していた
展開ではありましたが、「ああ、これでこの物語は終わるんだなあ」とはっきり
したときは寂しいものがありました。それでも時折描かれる、ミツオの墓標での
チハルの姿にやはり耐えられなくなります。主人公たちにあまり感情移入しなかった分、
まわりの愛すべきサブキャラたちに「死なないで」とエールを送ったのを思い出します。
前作キャラとの絡め方がさりげなくて良い。空戦の描写は、私ももちろん実戦を
体験したことはないので想像するしかないのですが、旧日本軍のパイロットなどの
文献を参考にされたようで、対空砲火の中を巨艦に向けて急降下する様子や、弾着観測の
様子などは、手に汗握るものがありました。急降下爆撃機や夜間戦闘機、偵察機
(もう今は存在しない機種ですね)好きの私としては、こういう地味な機種に
光をあててくれたのはありがたかったです。丸2年の長いシリーズだったので、
冒頭からもう1回読み直してみたいです。
●講談社文庫「永遠の0」 百田尚樹
職場の大先輩が「泣けてしょうがない」と言っておられたので調べてみると、
ちょうど文庫が発売されたのと(私はスペースの関係と、持ち歩けないので基本的に
単行本は買いません)、零戦をテーマにした作品、ということで買ってみました。
書店のベストセラー棚なんて、何年ぶりにのぞいたかなあ。
中身は、零戦が生まれてからの戦史(日中戦争~太平洋戦争)と、特攻で戦死した
亡き祖父を追い続ける、私と同世代の姉弟の思いを軸に描かれます。
「臆病者・卑怯者」と「温厚・凄腕」の両方の顔を持っていた祖父の姿にとまどいながら、
祖父の死の瞬間に迫っていく様子は、時間を忘れて没頭してしまいました。
でも私は「泣ける」作品ではなかったかな。私が子どもの頃から、図書館にあった
戦史や図鑑を読みまくっていて、強烈な「既視感」に襲われたからかも。
まあそんな人はこの作品を手に取った中にそんなにいないだろうから、一般的には
「泣ける」作品という評価でいいのかもしれませんね。特筆すべき点は、並行して語られる
戦史のわかりやすさ。どうしてもイデオロギーが入り込んでしまうところなのですが、
筆者はつとめて冷静に戦争の起きた原因~軍部の行動~敗因まで描ききっていたと思います。
眠たくなる教科書よりよっぽど頭に入りますよ。
●NHK出版生活人新書「小惑星探査機はやぶさ物語」 的川泰宣
この週末に上京して国立科学博物館にいくので、少し前に買っていたのを引っ張り出して
読みました。JAXAの広報担当をされていたベテラン科学者の方が、この方しか知り得ない
「はやぶさ」プロジェクトの内部の様子を、(良い意味で)少し引いた視点で描かれています。
私もツイッター&ユーストリームの実況に参加し、「はやぶさ」の最後をリアルタイムで
見送った一人ですが、どうしても大気圏に突入し燃え尽きていく、あの鮮烈で胸打つシーンに
目が行きがち。この本は、「はやぶさ」が着陸した小惑星「イトカワ」の名前の元となった、
糸川英夫博士(陸軍の戦闘機「隼」や「鍾馗」の設計に関わり、戦後はロケット開発の第一人者と
なった方)のもとで学んだ筆者が、計画立案~打ち上げ~探査のミッションを克明に、
ときに予算や政治のことなども絡めて書きます。「直接開発、ミッション遂行にかかわった
人だとこうは書けないだろうな」とうなずくところ多数。大人数がかかわる巨大プロジェクトと
いえども、メンバー一人ひとりの創意工夫がないと、決して成り立たないのだということも、
まざまざと見せつけてくれます。自分はこういうスキルが一番必要だなあ、と思います・・・。
●岩波ジュニア新書「戦争と沖縄」 池宮城 秀意
これも研修旅行で沖縄に行くので、その予習にと思い読みました。
30年以上前に出された本ですが、そのときの沖縄の状態から何ら変わっていない
(むしろ経済や教育格差はひろがり、基地負担は増している)現実に愕然としました。
「高校生の修学旅行の前に読んでほしい」というコンセプトで書かれた本ですが、
初めて行く身としてはこれくらい分かりやすい方がよかったので助かりました。
文中でも描かれた、海軍陸戦隊の壕や、嘉数の丘とそこから見える普天間基地を
実際に目にしたときは、何ともやりきれない気持ちにさせられました。
●岩波新書「「ふるさと」の発想―地方の力を活かす」 西川 一誠
昨年末、地域を巻き込むかたちでイベントを行った人間として、今後の方向性などについて
模索しています。そんなとき書店で見つけた一冊。筆者は現職の福井県知事。「知事」と
いうとあっちこっちで何かとお騒がせな方々が多いので、手に取るまでは半信半疑でしたが、
目次と序文を読んで、地に足をつけた感じの本だったので購入しました。
福井県、というと子どもの体力や学力が向上している、ということで最近有名ですが、
お隣の京都に住んでいるのに、こんなにも知らないことが多かったのかと、富山に行くとき
いつも素通りの私には恥ずかしい限り。「地方をどういう視点、考えで捉えるのか?」
私も東京ほどではありませんが、都会に住む人間です。心のどこかで、「都会が稼いで
地方を支えている」という考えがあったのかもしれません。そこをグサグサと突かれました。
水や農作物などあらゆる資源は、地方の人たちの努力がなければ、都会に供給されることは
決してない。「自然が多くていいところだ」「料理とお酒が旨い」と思っているだけの
都会人ではいたくないなあ、富山や北陸地域で末永く活動していこうと思っている人間には
良い薬になった1冊です。福井県にお住まいのみなさんの実感もあわせて聞いてみたいです。
●AC BOOKS「映画館のつくり方」 映画芸術編集部
普段あんまり映画を観ないのですが、Amazonのレビューでたまたま見かけ購入。
主に地方で独立系ミニシアターを経営しておられる方たちのインタビュー集です。
地方での映画館・文化のはたす役割や、苦闘しながら地元の映画ファンと協力し
経営を続けておられる関係者の方々。ファンや地元から声をあげて、画一化されつつある
映画文化(シネコンの影響はつくづく大きいですね)に新たな選択肢を提示する・・・
地方で何かしようと思ったとき、もっとも難しいのは「続けていくこと」。
福祉や教育と違って、別になくても生きていける。そんな困難な状況でもめげずに
経営を続けられる(めげている方もおられましたが・・・)みなさんに敬意を表したいです。
謹賀新年2011 [ごあいさつ]
今年も1月の3連休は、正月疲れを癒しに北陸へレッツゴー。
1/8は富山県内、1/9は能登半島、1/10は石川~福井を旅してます。
年末年始はゆっくり休ませていただきました。
みなさん空けましてあけましておめでとうございます。
イベント告知以来、まさに怒涛の日々でした。
ブログを更新するどころの騒ぎではありませんでした。
今このブログを無事更新できることの喜びをかみしめています(笑)。
ざっとこの間の振り返りなどを。
(イベント参戦記録)
●コミケ78
富山以外で唯一参加したイベントです。
まさかライブもイベントもない一年になるとは(苦笑)
三日目の東館中心に、tt関係のサークルさんを中心にご挨拶しました。
思えばここから渉外活動始めてたんだなあ。
かんかん照りの夏コミは初めてだったので、
塩飴やらヒヤロンやら研究していったのが懐かしい。
たぶん人生で一番汗をかいた1日でした。
●とりあえず富山
数えたら、今年だけで9度訪れていました。
我ながらよく行ったもんです。
でも決して行きたくならないのが、富山の魅力なのかな。
1月⇒1:寒ブリ尽くし 2:急行能登お別れ乗車
4月⇒城端しだれ桜まつり(麦端踊り披露との運命的な出会い)
5月⇒城端曳山祭(第2回オフ会主催)
・・・・・・・・・・・・(ここからイベントモード)・・・・・・・・・・・
7月⇒イベント最初の打ち合わせ
9月⇒城端むぎや祭(第3回オフ会開催)、イベント打ち合わせ
10月⇒イベント打ち合わせ、バス会社交渉
11月⇒イベント最終打ち合わせ
12月⇒イベント本番
トータルで2週間以上富山に居たのか。
そらヨメがプンプンするはずだ(笑)
後半は毎回スーツにネクタイ、滞在1日未満なんてときもあり、
正直行くのがツラいときもありました。
そんなとき励まされたのは、城端のみなさんの屈託ない笑顔だったり、
ファンのみなさんからのメールやコメントだったり、
何より有志会メンバーのひたむきな態度でした。
「先頭に立って人を動かす」
「初めてのことを筋道立てて成功させる」
これまでの私にはまったく経験のないことばかりでしたが、
本当に多くのみなさんに支えられて、何とか達成することができました。
イベントでは人間関係や複雑なルールに悩んだりもしましたが、
この体験を通じて、「自分がこれからやりたいこと」
がおぼろげではありますが見えてきた気がします。
来年はその基礎を築く1年にしたいです。
イベントの様子は下記リンクからぜひご覧ください。
私は当日ステージ裏と各所を行ったり来たりしていたので、
イベントレポは執筆不可能です(笑)
「真実の涙をもう一度」有志会公式サイト~イベント感想リンク集
http://ttjohana.web.fc2.com/event_blog_matome.html
いろいろ書きましたが、最後に今年の目標。
●城端、富山で有志会の活動を軌道にのせる
●クールごとに3本以上のアニメを欠かさずチェック
●月に本(マンガ除く)を5冊以上は読む
何気に一番最初に重い目標が(笑)
とにかく今年もいろいろチャレンジしていきます。よろしくお願いします!
「真実の涙をもう一度」有志会代表として [ごあいさつ]
もうすでにご存じの方もおられると思いますが、
本日正式発表となった、
「true tears」ファンイベント、「真実の涙をもう一度」の
主催団体代表をつとめさせていただいています。
不肖の身ではありますが、イベント成功に向け精一杯がんばります。
7月のフライング告知騒動以来、ttファンのみなさまから、
たくさんのご批判、ご心配の声をいただきました。
最初に心からお詫びいたします。申し訳ありませんでした。
同時に、少なくないファンのみなさんから、「どんなかたちでも、城端でのファンイベントを
実現してほしい」という声をいただきました。
みなさんの作品への愛をひしひしと感じ、
「言い出したからには結果を出して期待に応えよう」と、イベント実現に向け再スタートしました。
それから紆余曲折はありましたが、なんとかイベントの正式発表にこぎつけることができました。
ブルーレイBOX上映を許諾してくださったバンダイビジュアル様。
城端でのイベント実現に尽力してくださっている、PAワークス様。
後援いただいている南砺市様、南砺市観光協会城端事務所様、南砺市商工会城端支部様。
それにサポートしてくれる、ttを愛する多くの仲間。
感謝してもしきれませんが、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
ただイベント成功に向け、これからががんばりどころです。
解決しなければいけない課題はまだ多く、内容充実に向けた企画の練り上げも山場を迎えます。
とりあえず私はじめ有志会のメンバーが、実現へのレールをひくことはできました。
でもこれからは、全国のttファンのみなさんの後押し、そしていろんな形での
「イベント参加」が、成功のカギを握っていると思います。
このイベントを開催するにあたり、「ファンの有志が主催」することに強くこだわりました。
true tearsは、ファンが後押しすることによって、ここまで長く愛されてきたのだと、
有志会として考えたからです。
ファンのみなさんにも、「お客さん」ではなく、「イベントをつくりあげる参加者の一人」として
ぜひ参加していただき、イベントを盛り上げてほしいなあ、と考えております。
12月の富山は寒いと思いますが、ttに関係するすべての方が、
あったかい気持ちになれるイベントを実現できるよう、
これから2ヶ月がんばります。よろしくお願いします!
↑ イベントの応援バナーです。公式サイトで配布していますので、設置お願いします!
2010城端むぎや祭 開催記念オフ&飲み会のお知らせ [はるばる来たねロケ地巡り(true tears)]
私が副管理人をつとめさせていただいている、
mixiの「true tearsの舞台城端に行こう」コミュでもすでに告知していますが、
mixiをご利用でない方でも参加できるよう、こちらのページでも
告知させていただきます。ぜひ参加表明をお待ちしております。
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京都在住のtankと申します。
2010年も、昨年に引き続き「城端むぎや祭」開催を記念したオフ会を
行うことにしました。たくさんの開催リクエスト、うれしい限りです。
今年の城端むぎや祭は、開始60周年を記念して、例年より1日多い、
9月18日(土曜日)、19日(日曜日)、20日(月曜日・祝日)の3日間開催されます。
くわしくは、城端観光協会のHP
(http://www1.tst.ne.jp/johana-k/festival/mugiya/index.htm)を
ご参照ください。
「城端+祭+和服+比呂美=至福」 ~城端曳山祭オフ第3部・城端曳山祭オフレポ [はるばる来たねロケ地巡り(true tears)]
サクサク更新してしまいましょう。季節が変わってしまう前に(笑)
5月なのに、水銀柱(本当の意味で)はうなぎ登り。この時点で25度
第3部に参加いただいたのは18人。
次の日から仕事&NHK-FMの「アニソン三昧」と被る(笑)という悪条件の中、
本当によく集まっていただきました。
いい天気で祭を迎えられて、主催者としてホッとしました。
この日もとくに行程は決めていなかったので、
とりあえず曳山会館方面へ向けて歩き出しました。ゾロゾロと。
なぜかロードレーサースタイルの参加者が(笑)
「チューリップの花言葉は 愛ちゃんの”愛”」 ~城端曳山祭オフ第2部・城端線乗車レポ [はるばる来たねロケ地巡り(true tears)]
明けて5月5日子どもの日。
城端は大きな子どもたち(笑)が心躍らす、城端曳山祭本祭で華やかに彩られます。
比呂美派vs乃絵派の血で血を洗う抗争(しつこい)から一夜明け、
見事に寝落ちした私は、集合時間ぎりぎりに何とか間に合いました。
幹事なのに何やってんだか・・・。
集合時間は朝10時。予定より1時間遅らせましたが、
都合よく10:18発の城端行きがあったのでよかったです。
この日の乗車車両はキハ47-1092。
車内はけっこう混んでいたので、運転席後ろの運賃箱付近に陣取りました。
第2部の参加者は私を入れて7人。
城端はなにぶんクルマがないと不便なところ。
今回もロングドライブの末、たどり着かれた方がほとんど、
この参加者数はむしろ多いぐらいだと言ってもいいと思います。
出発前日に何とか完成させた、乗車記念ポストカードをお配りし、
何とか幹事の面目は保てました。
さあ、あとは列車に揺られ城端駅に向かうだけです(笑)
キハ47はデッキがないため、特に運転席付近の騒音がひどいです。
この日もエンジン音で会話がかき消され、オフ会の体をなしていません(笑)。
まあ、混んだ車内で萌えグッズを披露しあうわけにもいきませんので、
窓から見える沿線風景を楽しむことにします。
城端の一駅手前の、越中山田駅。
周りは田んぼと民家が広がるだけの無人駅。
でもこの無骨な防風柵がいい! これがないと、冬は田んぼからの風で
列車が吹き飛ばされかねませんし。
「防風柵萌え~」と私がシャッターを切っていると、参加者のみなさんからは失笑の声が(笑)。
津軽地方や北海道ではよく見られる光景です(某アニメより)
福野を過ぎたあたりから、車窓は美しい田んぼと山並みの連続です。
クルマを運転しながらでは、ゆっくり景色を眺めるわけにもいかないので、
これが列車の旅のいいところですね。
山にはまだかすかに雪が残っていました。
この辺で列車はカウンタックに追い抜かれました。「オ~」という歓声が車内から上がった
風もなくおだやかな沿線。
私もtrue tearsを知る前、この時期に城端線沿線で撮り鉄したことがあります。
そのときのおだやかな光景と、地元のみなさんの礼儀正しさは、
今でも印象に残っています。
今からちょうど9年前、まだポジフィルムで撮影してました
11時過ぎに城端駅到着。
駅ではすでに第3部参加のみなさんが到着され、歓迎してくださいました。
うれしかったですが、恥ずかしくもありました(笑)
お客さんのほとんどは、砺波で開催中の「チューリップフェア」へ
向かうと思っていましたが、意外にも城端まで乗り通す方が多かったです。
いつもこれだけ乗っていれば城端線も安泰なのですが・・・。
城端線は今、存廃の岐路に立たされています。
北陸本線・直江津~金沢間が、4年後の北陸新幹線・金沢開業と同時に、
JR西日本から営分離(地元第3セクターが引き継ぎ)されることが決まっており、
高岡が起点の城端線は他のJR線と分離され、宙に浮いた形になってしまいます。
今のところ、新幹線開業後もJRが経営を続けるらしいのですが、
年々乗客が減っていることを理由に、新幹線開業を機に廃止、という選択肢も
議論に上がりはじめているそうです。
しかし乗客が減り続けているのは、JRが「合理化」と称して運行本数をどんどん減らして、
沿線の人々が利用しにくくしているのも、原因の一つです。
富山県には、地元の皆さんががんばって運動してLRTになり、JR時代よりも
はるかに利便性を向上させた富山港線、地元私鉄から経営を引き継ぎ、
同じく市民の手で支えられている万葉線の例もあります。
やる気のないJRに運行を任せていても、
この先城端線が良くなる可能性はゼロに近い。
地元の皆さんの決断を注目しています。
私も引き続き情報を収集し、お役に立てればと思っています。
何だか話がそれてしまいましたが、
次は、
第3部「城端+祭+和服+比呂美=至福」~城端曳山祭オフ
のレポをお届けします。タイトルに幹事の趣味が満載ですが、気にしない気にしない(笑)
「神々の集う夜に 乃絵の面影を探して」~城端曳山祭オフ第1部・宵祭見学会レポ [はるばる来たねロケ地巡り(true tears)]
「本当に集まるのか?」
疑心暗鬼でスタートさせた、城端むぎや祭オフ会が大盛況に終わってから約7ヶ月。
ふたたび城端の地に、「true tears」ファンが集う日がやってきました。
「城端曳山祭」
江戸中期より連綿と受け継がれてきた、伝統あるお祭。
その絢爛豪華な曳山がモデルになったシーンが、ttに登場して以来、
全国のファンの熱い視線が注がれるようになりました。
毎年5/4・5/5は、年に一度、城端の地に神々が集う聖なる二日間。
さあ、まずは5/4の宵祭の模様からお伝えすることにしましょう!
城端へはぜひ城端線で!
私は前日から京都を出発し、東京まで新幹線、上野から寝台特急「あけぼの」で
秋田へ向かいました。え、なんで富山とは逆方向に向かうかって?
鉄オタにそんなこと聞くだけ野暮ですぜ、ダンナ(笑)
秋田に早朝到着し、そのあと日本海縦貫線を、「いなほ8号」「Maxとき326号」「北越6号」と
乗り継いで、高岡駅に到着したのは16時過ぎ。
そのあと15分ほどで城端線に乗り換えるという、超絶ハード日程。
ちょっとでも乗り継ぎをミスると、オフ会開催に幹事が間に合わないという、
前代未聞の珍事になるところですが、時間通り到着。日本の鉄道はすごいな(笑)。
城端線の沿線は、まさに田植えの真っ最中。
ただGW中なのに、まだ水を張っただけの田んぼが多かったです。
ニュースでも「異常低温で富山の米がピンチ」とか言ってたので少し心配。
秋まき小麦の緑がまぶしい砺波平野。
初春(ういはるではありません。しょしゅんですw)の北陸には、
いつもホッとする景色が広がっています。
1時間弱で城端駅に無事到着。
数えてみたら、記念すべき10回目のご来城でした!
第1部「神々の集う夜に 乃絵の面影を探して」の参加者のみなさんが、
すでに駅前に集まっておられました。
春は別れ、旅立ちの季節。~さらば寝台特急「北陸」 [歩いて撮ろう(鉄道編)]
急行「能登」の乗車記を書いてから2か月あまり。
急行「能登」、そして寝台特急「北陸」は、多くの人に見送られ、
3月13日ついに廃止されました。
その模様を書いたブログには、
「たくさんの青春をありがとう」
「列車に揺られた日々のことは忘れない」
など多くの感謝の言葉があふれ、最後の数年間しか利用しなかった私も、
思わず涙してしまいました。格安高速バスに押され、乗客が減っていたとはいえ、
JRの「夜行店じまい」の姿勢は、公共交通機関を預かる会社として、
許されるものなんでしょうか。みんなが飛行機や新幹線の走る時間に
移動できるわけではないのに。
少し感情的になってしまいましたが、
急行「能登」の乗車記を書いたんだから、寝台特急「北陸」の乗車記も
書かねばと思い、ちょうど1年前の未整理の画像を引っ張り出しました。
こんな状態のネタが、私のパソコンのHDDには眠っているんですよ。
ここで書かねば、いつ書くんだという、1年遅れの「北陸」惜別乗車記です。
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2009年3月29日・日曜日。
日本武道館で「らき☆すた」のイベントに参加したあと、私は上野駅に向かいました。
転職後初めて迎えた年度末、心身ともにボロボロになって、逃げるように旅立った帰路のこと。
青春18きっぷでイヤと言うほど東北方面を旅し、
東京からは奮発して、寝台特急に乗ることにしました。
でも「銀河」は前の年に廃止されたし、あとは北に向かう便しかないし、
どうしようか迷ったときに、「北陸」に白羽の矢が立ったのでした。
通販でバラ売りの回数券を買い、もし当日満席だったなら、
「能登」の自由席で帰るつもりでみどりの窓口へ。
上野駅前には、今でも赤提灯が健在
駅員氏の返事は、「ソロが1席だけ空いてますよ」。
迷わず発券してもらい、「北陸」の乗客となることができました。
昔と変わらぬ上野駅中央改札口
我々は7か月待った・・・true tears ブルーレイBOXついに我が手へ [true tearsのある風景]
「我々は3年待ったのだ・・・」
「コンペイ島」という醜悪な名前に変えられた、
かつての激戦地・ソロモン要塞を見て、「ソロモンの悪夢」ジオン公国軍のガトー少佐が放った言葉。
今でも多くの名ゼリフが語り継がれる、ガトー少佐の3年間にくらべれば短いものですが、
本日無事手元に届きました。
true tearsファンが待ち望んだ、ブルーレイBOXをご覧アレ。
美しくよみがえった三人娘の姿は、ブルーレイ再生環境が整うまでおあずけですが・・・。
BDドライブ付のデスクトップPC+フルHD液晶モニターの出費はかなり痛かったですが、
後悔はしていません(笑)。特典映像を観るときは、どうやらドラマCDが必須のようです。
感想などは来週以降に。