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いざ餘部へ その3~久谷から居組へ [歩いて撮ろう(鉄道編)]

30分ほどブラブラして、先ほどの踏切に戻りました。


練馬、習志野、神戸、なにわ・・・全国各地から押し寄せた撮り鉄さんたち

小さな駅前の駐車スペースは、時間が経つにつれどんどんと埋まっていきます。
みなさんホームの上から、望遠でトンネルからの列車を撮っていたようですね。
私の撮影地にも、親子連れの同業者の方がやってこられました。

踏切の裏にちょうど良い駐車スペース


キハ47が主力の山陰本線・豊岡~浜坂間。イメージを壊さない新首都圏色がいい感じです

お父さんは大判カメラ(!)、子どもさんはペンタックスSPという、
なんとも渋い親子鷹。デジタルでないのがとても良いですね。
これまでの戦果や、他の撮影地(車であちこち回っておられました)の様子などを
話しているうちに、12時半に。ついに時間になりました。


光り輝く「急行」の表示。この組み合わせも多分これが最後でしょう。


遠くから、キハ58系のタイフォンの音が。桃観トンネルに入ったようです。
2km近くある長いトンネルなので、なかなか姿が見えません。
やがてトンネルから煙が。においでディーゼルの排気煙だとわかりました。
入念に合わせた絞りとシャッタースピードの設定を信じ、トンネルから飛び出してきた
キハ58系にシャッターを切りました(ほんの少し切るのが早かったですね)。


空いていた撮影地も通過時にはこの人だかり。ホーム上にも
10人以上の人影が見えました。

キハ47との並び

後ろに陣取っていたお兄さんは、すぐに三脚をしまい、次の撮影地へ
車で向かわれました。私は次の普通列車で鎧駅へと向かうつもりでしたが、
前述の親子鷹のお父さんが、「良かったら乗っていきませんか?」
同行をすすめてくださいました。目的地は居組駅。浜坂からさらに西に2駅進んだ
ところにある、秘境駅として有名なところです。急いで三脚をたたみ、
機材で埋め尽くされている車に乗り込みました。

「あまるべ」追っかけ隊の車列


海沿いの国道は眺めが最高です。バスも走っているので、また来たいなあ

田舎道を疾走する軽ワゴン車。前を行く車も、ほとんどが県外ナンバーです。
浜坂駅で乗客を降ろし、しばし休む急行「あまるべ」を横目に見ながら、
山道を先へ急ぎます。集落から少し山の上にある居組駅に13時頃到着。
ここに折り返し待ちのキハ58系が、13時12分頃やってきます。
しかし狭い駅前スペースは車で埋め尽くされ、近くに路駐しそのまま駅へ
一目散に走ります。周りも撮り鉄さんだらけ。みんな競争です。

アイドルの撮影会のようです(笑)

なんとかホーム下のスペースを確保し、三脚をセット。
ほどなく遙か彼方に、国鉄急行色の回送列車が見えてきました。


ここから見ても老朽化が見て取れます。よくここまで走ってきたなあ

表示はすでに「快速」に変わっていました。残念。
姫路からはるばるやってきたキハ58系4両編成は、ここで14時過ぎまで
小休止したあと、浜坂駅へ引き返し、快速「あまるべ」となります。
みんなそのことを知っているので(鉄道ダイヤ情報などに載っていました)、
これだけの撮り鉄さんが集まったのです。JR西日本もそのことを察知してか
というか意図的にここに停車させたのでしょうか?)、係員を何人も配置して
撮り鉄さんがムチャをしないよう、見張っていました。


こちらは反対側。冷房故障のためか、窓が開いたままでした

いつの間にかピーカンになってました

間近で見た車両は、前2両(キハ28-2466+キハ58-1047)無惨なほどに
色褪せていて、外板もボコボコの状態でした。
車内もクロスシートが並び、
お世辞にも「急行」と名乗るには厳しい状態。後ろ2両(キハ58-596+キハ28-2119)は
多少ましでしたが似たり寄ったり。聞けば冷房が故障し、急行料金を半額払い戻した由。
乗車された方お疲れ様でした。


よくぞこの状態で走れますね。長いこと留置されていたからでしょうか。
真新しいサボが浮いて見えます

「とっとりライナー」を思い出しました

一通り撮影し、車番を控え、跨線橋からの俯瞰を楽しみ(跨線橋の上に
撮影待ちの列が出来ていました・・・
)、撮影は終了。ホントは秘境駅の雰囲気も
味わいたかったのですが、駅は大騒ぎでそれどころではありませんでした。
また静かになった頃に、鳥取「はまかぜ」でも撮りに来たいですね。

またまた追っかけ隊の車列

次は仲間の方と合流して、香住方面へ行かれるとのこと。
私は余部鉄橋を下から撮りたいなあ、とも思っていたので、途中で降ろしてもらう
ことにしました。国道178号をたどっていくので、了承してもらえました。
先を急いでおられたのに、ありがとうございました。お名前をお聞きするヒマも
なかったので、この場を借りてお礼申し上げます(つづく)。


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