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いざ餘部へ その4~狂乱の余部鉄橋&餘部駅 [歩いて撮ろう(鉄道編)]

ピカチュウもびっくり

3か月ぶりに降り立った(3月にも来たし、今年はもう三度目。よく来てますね)余部鉄橋。
鉄橋下の公園の前で降ろしてもらったのですが、あまりの人の多さにがく然。
流行というのはおそろしいものです。


公園付近でたむろする観光客のみなさん、他に行く所もないしね


自販機のペットボトルはすべて売り切れ、コカコーラのお兄さんも必死で補充

本当は鉄橋をくぐって、海を入れた余部鉄橋を撮りたかったのですが、
こちらから見える限り、ものすごい数の車が路上駐車しており、とても三脚を置いて
撮れるような状態ではありません。
公園横の公衆トイレの前にいいポジションを
見つけたので、居組からの折り返し「あまるべ」を待つことにしました。


海が入れられる撮影スポット、鉄橋ふもとの墓場もご覧(見えるでしょうか)の人だかり

路駐の車が・・・

期待していなかった紅葉が見られました。鉄橋の赤とのコントラストが、何とも絵になりますね。
30分ほど待ち時間があったのですが、やはりピークは急行「あまるべ」通過の時だったらしく、
イカ焼きの露店も店じまいを始めていました。周りも明らかに撮り鉄さん、という方は少なく、
鉄分の少なそうなカップルや、団体バスツアーのお年寄りが多かったです。


奈良交通のバスでした。はるばるお疲れ様です(お年寄りは元気だなあ)

鉄橋に向かって、カメラを構えてはみたものの、何時に列車が通過するかも
知らない人が多く、私がコピーした時刻表とにらめっこしていると、
「兄ちゃん、列車は何時に通るんや?」と何度もたずねられました(笑)。
たまにはこういう観光地(普段はそんなところではないんですが)で撮るのもいいですね。
そうこうしているうちに、14時26分、香住行きの快速「あまるべ」
轟音を立てながら鉄橋を渡ってきました。

 

身近で見るとボロボロのキハ58系ですが、やはり4両編成で鉄橋を渡る姿は
絵になりますねえ。
時折大きな雲が空を横切って、太陽を隠してしまうので、
通過までドキドキものでしたが。この日の餘部は、風が強くて大変でした。

余部湾にそそぐ長谷川と余部鉄橋

これから「あまるべ」は香住駅で二度折り返し、余部鉄橋で待つ人たちに
目一杯サービスします。
ちょうど列車の設定がない時間帯なので、
「あまるべ」が来るまでしばし待機。その間に時刻表とにらめっこで、この日の
予定を練り直します。突然居組に行くことになったので、楽しかったですが
たくさんの撮り鉄さんの中で写真を撮ったので、少々疲れました(笑)。


老兵キハ58系も、この日の騒ぎを「何事か」と見ていたに違いありません。
金沢~姫路~浜坂の長旅、お疲れ様でした

15時10分頃、餘部駅に入ってくる列車をカメラに収め、次の豊岡行き普通列車で
香住駅に向かうことにしました。香住16時50分発の「はまかぜ6号」に乗ることは
決めていたので、少し早めの撤収です。


急きょ売られていた「余部せんべい」(笑)とキーホルダー。一攫千金は成ったのでしょうか


私の住む京都より、1か月ほど季節がすすんでいるように感じました

予想はしていましたが、山の上の餘部駅は、狭い構内からこぼれ落ちんばかりの
人・人・人。
定番スポットの通称「お立ち台」の看板には、「本日お一人様一時間限り」
貼り紙までしてありました(あまり守られなかったようですが)。人混みが苦手な
私は行かなくて正解でした。普段は人気のない待合室の前で、JR西日本豊岡鉄道部の
方々がオレンジカードを売っておられたので、記念に購入。夏に出た第一弾
(発売日に間に合わず買えませんでした)に続く、余部鉄橋メモリアルカードです。


売り子の社員さんはあまりの人の多さに疲れ果てておられました

列車待ちの間、ホームから

もはや身動きすらままならない、狭いホームの上で待っていると、
2両編成のキハ47が入線してきました。明らかにキャパシティ不足でしたね。
車両のやりくりの都合もあるでしょうが、予備車を出すとかもっと混雑解消に
つとめてほしかったです。後ろの車両の運転席後ろから、窓を開けて
余部の街を見下ろすことが出来ました。
ずっと向こうの山の辺りまで、
車の列が続いていました。あちこちにパトカーも出動していました。
事故などなかったことを祈ります。

人をかき分け香住駅のホームに降り立つと、さわやかな風で一呼吸つけました。
普段は静かな駅舎内は、これから温泉などに向かう団体さんでごった返していました。
姫路までの特急券を窓口で購入し、「はまかぜ6号」の停まっているホームに戻ります。


なんとか撮った「はまかぜ6号」と「あまるべ」の並び

自由席の列に並んでいたのですが、なかなか扉が開きません。
その間もキハ181系はエンジンをかけたままなので、ホームには排気ガスが充満して、
気動車好きの私でも気分が悪くなりました。
後ろの女の子は口にタオルをあて
苦しそうにしていました。気を利かせて早めに乗せてくれるとか、いろいろ方法は
あると思うのですが、多分これでいつも通りなんでしょうね。ただ今日は
この混雑。もう少し臨機応変に対応できないのでしょうか。


自由席は思っていたより混んでいませんでした(指定席は売り切れ)

隣のホームに快速「あまるべ」が入線しても、扉が開く気配はなし。
キハ58系の排気ガスも加わり、ホームはものすごい状態になっていました。
出発シーンも撮りたかったのですが、気分が悪く面倒なため断念。
そのあとしばらくして、やっと車内に入れました。やれやれ・・・。


先代の駅舎の時の古色蒼然とした店から、おしゃれに変身した駅そば「まねき」

このボリュームで430円

昨夜一睡もできなかったこともあり、香住駅を出て、車内改札を終えると、
そのまま一時間ほど熟睡してしまいました。帰りはケチって普通列車にしようかな、
とも思っていましたが、やはり特急にして正解でした。
姫路駅に19時1分に到着。本当はこのあと、浜坂から帰還する急行「あまるべ」を
撮るつもりだったのですが、お腹も空いたし疲れたし、あっさり予定変更。
姫路駅ホームの立ち食いそば屋、「まねき」さんで天ぷらそば(330円)と
いなり寿司(2個100円)を頂きました。「そば」と名乗りながら、この姫路駅の駅そばは
かんすい入りの中華そばを使っています。初めて食べましたが、独特の風味で
悪くありません。個人的には、駅そばの安っぽいそばの風味が欲しかったのですが
(上品なお味です)、なかなかの人気のようで、入ってくる人が絶えませんでした。
そのあと新快速で京都までひとっ飛び。今回も無事旅を終えることができました。

直前まで「曇り」や「雨」の予報が出ていたので、心配していた撮影も
納得のいくものとなりました。あの空の青さと高さは、やはり都会では
カメラに収めるのは難しいですね。
ここまでフィーバーになり、本当に架け替えるんでしょうか、余部鉄橋。
風速制限が20mと厳しく、これからの時期運休が増えるから、というのが
主な要因のようですが、やはりこのたたずまいは
架け替え予定のコンクリート橋では出せないと思います。
地元の方々はどのように思っておられるのでしょうか。
次は雪のあるときに行ってみたいです。
写真の多さから、4回にわたってしまいました。
長々お付き合いいただきありがとうございました。


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