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「銀河」で旅立ち、「富士・はやぶさ」でゆったり、「なは」で帰る種子島遠征 [歩いて撮ろう(鉄道編)]

「年休も取れるし、いっぱい更新するぞ!」と意気込んでいた11月。
気がつくともう最終週ですね(泣)
来週の月曜日には、もう種子島にいるんですね。
退職の手続きやら(明日も休みですが、職場に顔を出さねばなりません)、
スーツを作りに行ったり(今まで制服で仕事をしていたので・・・)、
何かしら予定が入っています。
あともちろん教習も。今日から路上教習だったので、何とか来月中には
免許取ってしまいたいと思っています。

前置きはそれぐらいにして、今月30日からの
種子島遠征の計画を発表したいと思います。
実は列車も宿も高速船も、すべて1か月前におさえていました。
苦労したのは宿ですね。2月に打ち上げ予定のH-ⅡAロケットが、
10月末にすでに種子島へ搬入されたそうで(「秒速」でも時速5kmで進む
ロケットコンテナが登場しましたね、見たかった)、その関係者が宿を
片っ端からおさえているため、どこの民宿やホテルも12月中は満室。
ようやく人里離れた海岸のログハウスを見つけ、確保できました。

まずは11月30日(金曜日)から。
京都駅を寝台急行「銀河」で22:58に出発。
通算3回目の利用、過去2回はいずれもB寝台利用でしたが、
今回は奮発してA寝台(下段)で東京まで向かいます。


銀帯の「銀河」の中で、1両だけ白帯で異彩を放つA寝台車

1949年に運行を開始、以来関西と東京を深夜に結ぶ足として、
多くのビジネス客や観光客に愛されてきた「銀河」。
私が乗ったときはすでに6両という寂しい編成でしたが、
京都駅で「急行 銀河 東京」という電光掲示板を見るたび、
「これに飛び乗れば翌朝には東京に着ける」という安心感がありました。
その「銀河」もまだ確定情報ではありませんが、
来年3月のダイヤ改正で廃止が濃厚のようです。
車両の老朽化、東京駅での機回し問題、過密な東京地区のダイヤなど、
乗客減少以外にもさまざまな障害が、「銀河」に立ちはだかったようです。


他のホームの喧噪から隔絶され、東京駅を静かに旅立つ
「銀河」は味のある列車でした

翌12月1日の6:42、東京駅着。
そのあとは東京に住む両親の家に荷物を置き、そのまま
横浜にある日産スタジアムへ。浦和レッズの今季最終戦に参戦したあと、
その日は両親の家に宿泊。ホテル代が浮いたので助かりました。

翌12月2日は、都内をブラブラ観光でもしようかと思っていましたが、
タイミングのいいことに、「らき☆すた」のOPで有名になった、
鷲宮神社でキャストや原作の方がお見えになり、大イベントがある
そうなので、
ロケ地撮影がてら行ってみたいと思います。人出凄そうですが・・・。

そのあと東京駅まで戻り、
18:03発の寝台特急「富士・はやぶさ」に乗車します。
「富士」には以前乗ったことがありますし、鹿児島に行くには
鹿児島本線回りの方が速いので、今回は「はやぶさ」の方に乗車。
熊本まで17時間あまり、B個室寝台「ソロ」でゆったり過ごしたいと思います。


まだ「富士」が単独運転だった頃、京都駅で撮影した一枚

車内販売(翌朝に山口県内であるようですが)や食堂車もないので、
新装なった東京駅の高島屋で、つまみやら酒やら仕入れて乗らねば。
「ソロ」に乗るのは春の「北陸」以来。今回は2階席が取れたので、
天気が良ければ満天の星空を眺められそうです。

そんな「富士・はやぶさ」ですが、「銀河」の1年後、2009年のダイヤ改正で
廃止濃厚とのこと。
もし本当だとすると、これで東京駅から寝台列車が
全て姿を消すことになります。
かつてブルトレブームで多くの子ども達が、
カメラ片手に群がった寝台特急達。この数年、「あさかぜ」「さくら」と
栄光の列車名を冠した仲間が、すでに鬼籍に入ってしまいました。
そして最後の牙城、「富士・はやぶさ」にも廃止の時が迫る。
私はブームの頃も知らず、自販機すらなく、くたびれた車両しか知りませんが、
それでも機関車に牽かれ、青い車体を力強く輝かせ、入線してくる姿。
鉄道を愛するものならば、憧れない人はいないと言ってもいいでしょう。


関門海峡での機関車付け替えも見納めになりそうです

朝日昇る瀬戸内海を眺めながら、翌12月3日朝九州入り。
門司駅で日豊本線経由・大分行き「富士」を切り離し、
11:48に熊本駅着。東京を夕方出て、九州に着くのが昼間になるようでは、
確かに飛行機やバスには勝ち目がありません。
ただ九州へゆったり旅行、という需要は東京にはあると思いますし、
「カシオペア」のような観光特化型の車両にすれば、それなりの需要は
掘り起こせるかもしれませんが。今後の動きに注目です。

そのあと「リレーつばめ」と九州新幹線「つばめ」を乗り継ぎ、
鹿児島中央駅に昼過ぎに到着。
夕方の高速船「ロケット」でいよいよ種子島へと渡ります。
高速船に乗るのは生まれて初めて、酔わないか今から心配ですが・・・。
その日は港近くの民宿に泊まり、
翌12月4日朝、レンタル屋にカブを借りて島内観光&「秒速」ロケ地探訪へ。
朝から回るので、旧種子島空港~中種子高校~種子島宇宙センターは
必ず行ってみたいですね。その日は北部の鉄浜海岸のログハウスに宿泊。
携帯もテレビの電波も届かないところだそうで、波音と星空の下、
ゆっくり過ごしたいと思います(天気悪ければ最悪ですが・・・)。


「なは」が単独運転で西鹿児島まで行っていた頃、ちょこっとだけ利用した
(鳥栖~福山だったかな?)指定席車・レガートシート、今はつないでません

翌12月5日は残りのロケ地(貴樹と花苗が通ったコンビニ、風車のある丘、
花苗がサーフィンした海岸など)を回りたいと思います。
次いつ来られるかわからないので、悔いの無いよう楽しみたいです。

そのあとカブを返し、夕方の高速船で鹿児島へと戻ります。
その日は鹿児島市内に泊まり(温泉銭湯が楽しみです)、
翌12月6日京都への帰路につきます。肥薩線をゆっくり乗車し、
熊本まで行こうかなと考えています。
熊本からのラストランナーは、京都行きの寝台特急「なは」。
夏に「sola」ロケ地探訪で乗った、「あかつき」の併結相手です。

鳥栖駅での迫力ある分割・併合も消えようとしています

20:14に熊本を出発、こちらも「ソロ」がとれたので、
残り少ない自由時間をゆったり過ごしたいですね。

関西人にはおなじみの「なは・あかつき」ですが、
何とこちらも来年3月のダイヤ改正で廃止濃厚の報道。
関西~九州の需要も、今やバスや新幹線に奪われてしまいました。
寂しいですが、夏に乗ったときのガラガラ具合からいって、
廃止は避けられないと思っていました。
しかし現実にニュースが伝えられると、
胸にぽっかりと穴が空いたようです。

寝台列車に乗れるのも、転職前の今ぐらいしかないと思い、
このような日程を組みましたが、
まさか自分の乗る列車がすべて廃止対象になってしまうとは。
年末の列車はさよなら乗車で早くも
埋まり始めているようですが、大騒ぎになる前に、
寝台列車の醍醐味である、ゆったりのんびり旅行を楽しんできます。


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